ボロボロ子宮のNina   闘病&不妊治療の記録

婦人病と戦いながら不妊治療し、無事愛娘を授かりました。私の経験が同じ病気で戦っている人、不妊治療中の人の役に立てばと思い記録を残させて頂きます。

気になる妊娠初期症状の特徴

妊娠を希望している女性は、生理前になるとソワソワドキドキし、ちょっとした体調の変化でも「もしかして妊娠したかも?」と気になってしまいますよね。

実際に私も、高温期に入ると毎日の様に自分の体調が気になり、ネットで色々調べては自分の症状と比べて喜んだり落ち込んだりしていました。

今回は、妊娠検査薬が使える前の妊娠初期症状についてまとめてみます。

 f:id:Ninadiary:20171102111325j:plain

 妊娠初期症状はいつから、なぜ表れるの?

通常、生理開始予定14日前ぐらいに排卵がおこり、無事授精すると1週間ほどかけて受精卵が卵管を通って子宮に到着し、子宮内膜に着床し、妊娠が成立します。受精卵が子宮内膜に着床した後に劇的変化を見せるのが、「ヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG)」です。さらに、生理が終わって排卵に向かってエストロゲンには、子宮や胸を大きくしたら、頸管粘膜を分泌する働きがあり、プロゲステロンは、子宮の収縮を抑えて妊娠を維持したり、体温を上昇させたり、胸を大きくします。

この様に妊娠初期症状はホルモンバランスの変化によって表れると考えられていますが、全く自覚されない人もる等、個人差があります。

 

妊娠初期症状

① 着床出血

受精した卵子が子宮内膜に着床する時期に出血する症状が「着床出血」です。生理予定日の数日前に見られることがありますが、その色や量には個人差が見られます。

色は茶、ピンク、真っ赤な鮮血まで様々で、量もおりもの程度から生理と変わらない量と差が見られます。

私は初めての妊娠時に生理予定日3日目に茶おりがあり、「あれ?体温下がっていないのに生理来ちゃったかな?」と思ったけれど、なかなか生理が来ませんでした。その時は着床出血と気がつきませんでしたが、その後他の症状が表れ「あの時のあの茶おりは着床出血だったんだ!!」とわかりました。2度目の妊娠時には着床出血は見られませんでした。

その時の基礎体温表とメモを下のグラフに示しますね。

 

② 乳首の先が痛い、胸が張る

生理前に胸が張っていった症状が表れる人も多いと思いますが、妊娠初期症状でも同じく胸の張りがあることがあります。

私の経験では、妊娠していない周期でも生理前は乳房が痛いと感じていましたが、妊娠した周期(2度目の妊娠)は高温期10日目ぐらいから、動くと乳首がブラジャーと当たって痛いと、また、乳房がふっくらとしていつもより大きく感じました。

 

③ 気持ちが悪い、吐き気がする

f:id:Ninadiary:20171101134748j:plain

気持ちが悪い・吐き気がする等「つわり」は、感じる人が一番多い妊娠初期症状だと思われます。早い人では、4週目から症状が表れるといわれています。

症状の表れ方は人それぞれで、何も食べていないのに気持ち悪くなる人もいれば、特定の臭いで気持ち悪くなる人もいる等様々です。

私は初めての妊娠時に「揚げ物の臭い」がダメになり、2回目の妊娠では「コーヒーの臭い」がダメになる臭いつわりを経験しています。この様に、同じ人でもその都度症状が違うことが多くあります。

 

④ 基礎体温が高い状態が続く、微熱が続いて体がだるい

f:id:Ninadiary:20171101134557j:plain

排卵後、プロゲステロンが出始めると、体温が上昇し、高温期に入ります。その後、妊娠が成立しなかった場合、プロゲステロンの分泌が減少し、基礎体温が下がって生理が来ます。妊娠が成立した場合、この体温上昇に関わっているプロゲステロンが大量に出続けるので、高温期が続きます。基礎体温が高い状態が続くので、微熱が続いてだるさを感じたり、体が火照ったりします。

通常、高温期が3週間以上続いた場合、妊娠している可能性が高いといわれます。

 

⑤ おりものが変化する

妊娠するとおりものが変化することがあるといわれており、生理予定日一週間前ぐらいからおりものの量が増えた、水っぽくなった等色々な症状が見受けられます。これは、着床後にエストロゲンプロゲステロンの分泌が増えるためにおこる変化といわれていますが、妊娠すると必ずしもおりものに変化が見られるとは限りません。

私の過去2回の妊娠ではリセットした周期と全く量、においともに変化は見られませんでした。

 

⑥ 腹痛が起きる

f:id:Ninadiary:20171102113308j:plain

生理痛は生理前にも感じられる人が多い症状の一つです。その為、「お腹が痛くて、明日に出も生理が来そう...」と思ってナプキンをスタンバイさせていたのに、なかなか生理が来なくて妊娠していたという経験をされている人は多いのではないでしょうか。私もそんな人の1人です。高温期10日目ぐらいから下腹部痛(子宮のあたりがチクチクしたり、ギュッとした痛み、重たい感じ)を感じ、「あ~、今回もダメだった...」と落ち込んでいたら、見事に妊娠していました。

 

⑦ 頭痛がする

頭痛はプロゲステロンの分泌が増え、血管が拡がるためにおこる症状です。痛み方や痛みの程度は個人差がありますが、ズキズキと痛むこともあります。妊娠を望まれている方、妊娠の可能性がある方は、できるだけ市販の頭痛薬を自己判断で飲むのを控えた方が良いと思われます。

 

⑧ 眠気がある

 生理前にも眠気を感じられる人はおられると思いますが、妊娠初期はとにかくだるい、いくら寝ても眠たい、日曜の家事等も辛いといったように、普段より強く眠気を感じられることがあります。

 

⑨ 基礎体温が一瞬下がる

アメリカでは広く知られている妊娠初期症状の一つ「インプランテーションディップ」は、着床時に基礎体温が定価する現象です。基礎体温が下がると言っても一時的な現象で、翌日には高温期に戻ります。私も2度目の妊娠した周期、高温期10日目に前日まで37℃以上あった基礎体温36.67℃と下がり、「あ~、生理来てしまう...」と落ち込みましたが、翌日37.14℃と持ち直して妊娠しているのではないかとわかりました。もし基礎体温が高温期に戻らない場合は、そのまま低温期に入り、生理が始まります。

 

まとめ

妊娠初期の症状は人それぞれで異なりますし、全く症状を感じられない人もいます。また、妊娠初期症状は風邪や生理前の症状に非常に類似していることもありますので、妊娠の可能性がある場合には市販の薬を自己判断で飲むのを避けることをお薦めします。